ウェストレー、オークニー諸島

· 2022, UK

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先週の火曜日、大都会カークウォールと山ほどの石を見たあとで、そろそろ何か違うものが欲しくなりました。というわけで、セールを揚げて「ノーザン・アイルズ」へ。ファーズネス湾で錨泊を試みましたが(うねりが強すぎ)、結局エデイ島とカーフ・オブ・エデイの間の入り江にあるモアリングに係留しました。

エデイ島とカーフ・オブ・エデイ

岸には家が4軒だけ、(ものすごい)潮流からもうまく外れていて、とても静かな素晴らしい場所です。ここで2晩過ごしましたが、すっかり「スコットランドらしい」天気になって雨と雲、しかも寒い(11度)ので上陸はやめておきました。どうせ雨の中を歩く以外にすることもありませんしね。

そのうち、アニエとのLINE…ではなくWhatsAppのやり取りもあってムズムズしてきて、北の島々の中で「いちばん人が多い」ウェストレー島へ向かいました。さっそくピアウォールの「本物の港」のハーバーマスター(つまりマリーナのハーバーマスターではない方)に電話で連絡。港は混みすぎていたので、私たちは村のすぐ手前で錨泊しました。するとハーバーマスターのトムからメッセージが:「ちょっと手を振り返してみて!」。なんと彼の家の目の前に錨を打っていたのでした…。

トムは後で中に入れるよと言ってくれましたが、それはちょっと気が早かったようで、本物のマリーナの人たちがイギリス艇の予約を入れていました。でもまあ問題なし、翌日には無事「宿」に空きが出ました。週末はかなり吹く予報で、30ノット、ガストで35〜40ノットだったので、これは助かりました。追っ手なら気持ちよく走れる風でも、港の中ではなかなか派手に吹き抜けるのが面白いところです!

エラと一緒に1マイルほど先の村までてくてく歩きました。そこで1時間ほどで、ほぼすべての商店、ブティック、レストラン、カフェ、博物館などを制覇。要するに、村の店2軒をのぞき、典型的なイギリス風の木造の小さなカフェ、小さな博物館、そしてこれまた70年代スタイルのホテル兼レストランを訪れたわけです。アートギャラリーだけはショーウィンドウを眺めただけ。後でわかったのですが、さらに1マイル先にはコンテナの魚屋まであったそうです。

ここウェストレーは大混雑
ウェストレー・ワイフ、よーく見てください!

博物館では、ここで見つかった最も重要な出土品「ウェストレー・ワイフ」をエラが教えてくれて助かりました。ここで見つかった中で唯一、人の姿が描かれた遺物です。このご婦人、大きさはわずか3センチほど。危うく素通りするところだったのも無理はありません。

地元のレストラン兼パブで一杯

それから港はヨット乗りでにぎわっていて、私たちの他にイギリス艇が2隻(El Contenta と Kealoha V)、ドイツ艇が1隻(Selkie)。Kealoha V の皆さんとは、とても楽しい金曜の夜になりました…。今朝、最後の艇も出て行き、今は作業船と漁船に囲まれて私たちだけ。漁船たちはヨットに取られていたお気に入りの場所をさっそく取り戻しています。おっと、ちょうど今、アンブルで会ったオランダ艇(Miura)が入港してきました。

ここはパペイ(正式にはパパ・ウェストレー)行きフェリーの乗り場

ハーバーマスターたち(港全体担当のトムとマリーナ担当のジェイコブ)は、「新しいフェリー」大失敗の話になると止まりません。これに比べれば、うちのワッデン海のフェリー会社ドゥクセンなんてまだマシな方です。こちらではカークウォールのカウンシル(議会)がノルウェーで新しいフェリーを選んできたのですが、これが不安定すぎるうえに操船性も悪いのです。最初の数日は修理中、日曜日にはやって来たものの風が強すぎて欠航、そして昨日と今日は私たちがパペイまで乗る気になれず。すみません、全部は見られません。でもそのおかげで、乗組員があの船に手こずる様子はしっかり見物できます。たしかに大きすぎる代物で、全長22m、見た目はいかつくて、なかなか速いのですが、ちょっとスロットルを入れただけでガツンと前に突っ込んでいきます。

ところで、ここの島の名前について少し。ほとんどが「ay」で終わりますが、これは古ノルド語で「島」の意味。現代ノルウェー語の「oy」、デンマーク語の「ø」にあたります。ところがこれ、ここでは「イー」「エー」「エ」と発音するんです。どの島がどの発音かは、もう覚えるしかありません。そして「Papa Westray」は、オランダ語の「パピー」みたいに発音します。a、w、e、s、t、r はあっさり省略…。

ピアウォールの湾
ノルトランド城、使われたのはたった10年
ラックウィック湾

明日はさらに北へ出発します。フェア島に寄れるか様子を見て、だめならそのままシェトランドへ直行です。予報は微風なので、まあ行ってみてのお楽しみです。

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