CANBoat設計 その1 ― シンプルなデータビューアとボートのリモートコントロール
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今日は、小型から中型のプレジャーボートを制御・航海するために私が開発したハードウェア/ソフトウェア構成について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。基本的なアイデアは、ほとんどのボート乗りが持っているモバイル機器、つまりスマートフォン、タブレット、ノートパソコンやパソコンを再利用しよう、というものです。
Panboをのぞいたことがある方なら、環境データや航海データに自由にアクセスしたいと考えている人がたくさんいることにお気づきかもしれません。海図を表示するモバイル用のナビゲーションソフトは山ほどありますが、計器データ、いや実際にはセンサーデータをモバイル機器に表示してくれるものはそれほど多くありません。
私のボートにはNobeltecと、最近導入したExpeditionという航海ソフトをCMapの海図で動かしているPCがあり、さらにLowranceとNavionicsの海図を入れたLowrance HDSチャートプロッターもあります。iPhoneにはNavionics Mobileの海図も入っています。というわけで、海図はもう十分すぎるほど揃っています。おかげさまで。
逆に、なかったものはこちらです。
- 暖房のリモートコントロール。うちのボートは床暖房なので、冬にボートへ向かう数時間前にスイッチを入れておけるのは本当にありがたいのです。
- メインの配電盤以外の場所から電源回路を操作する手段。
- 自宅や寝台からボートのシステムを監視する手段。
そこで、これらをカバーする仕組みを自作することにしました。
CANBoatは「標準的な」Linuxシステム上で動くソフトウェアで、次の要素で構成されています。
- 携帯回線でできる限り安定したデータ通信を確保するための携帯モデム用スタックと、SMSサービスのインターフェース。
- NMEA 2000のすべてのシステムデータを受信する「リーダー」インターフェース。データはrrdデータベースに記録され、イーサネット上のクライアントに提供されます。
- 電源回路の制御とタンク残量の計測を行うPLC(Wago製)へのインターフェース。PLC上でも私が書いたソフトが動いていて、NMEAや温度のサブシステムと同じイーサネットインターフェースを提供しています。
- Maxim社の1-Wireネットワークを使って艇内のあちこちの温度を測る温度サブシステム。データは記録され、イーサネット上のクライアントに提供されます。
- 上記のリアルタイムデータを、モバイル機器の小さな画面でも使いやすい形にまとめたウェブページ。
CANBoatのスクリーンショットをいくつかご紹介します。

さまざまな機器から送られてくるNMEA 2000データ

タンク残量

室内の電源回路
ご覧のとおり、レイアウトにはまだ改善の余地があります。フォントサイズの調整などですね。
次回は、実装の詳細をいくつかお見せする予定です。
注: このページは旧ブログ http://yachtelectronics.blogspot.nl/2010/09/canboat-design-part-i-simple-data.html からの転載です。
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