省エネ(エコ)イーサネットスイッチは本当にエコなのか?

· Ethernet, Power Usage

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先日、Panboで議論があり、イーサネット、より具体的には100BASE-TXや1000BASE-Tの物理層の上でIPプロトコルを使う方式を船内ネットワークに、と提案している人たちがいました。私はいくつかの理由から、まだそれには懐疑的です。そのひとつは、IPスタックを載せるとなると小型のマイコンが使えなくなるか、追加のハードウェアが必要になるという点です。そうなると、ネットワークにつなぐ最小限の機器のコストが上がってしまいます。ZigbeeやBluetoothベースのシステムのほうがローエンド機器にずっと優しいですし、配線がいらないというおまけまで付いてきます。

とはいえ、船上でもイーサネットの出番はあります。航海機器とレーダースキャナーのような高速センサーをまとめてつなぐ役目、そして船内のコンピューター、Wi-Fi、モバイルインターネット用モデム、そのほか船に持ち込まれるありとあらゆるガジェットをつなぐ役目です。

そこで、再び電力計を引っ張り出して、イーサネットが何ワット食うのかを測ってみました。結果は、心配していたよりも少なく、それもずっと少なくて済みました――気をつけて使えば、の話ですが。ここ1年ほど、多くのメーカーがグリーンとかエコをうたった機器を宣伝している、という面白い傾向が見られます。

テストしたのは、グリーンともエコとも書かれていない「古めの」機器3台です。4ポートの100BASE-TXファストイーサネットスイッチを内蔵したLinksys WRT-54Gアクセスポイント、同じく4ポートのファストイーサネットスイッチを備えた新しめのLinksys WRT-54Gv2アクセスポイント、そして8ポートのファストイーサネットスイッチSitecom LN-113です。さらに、D-Link(DGS-1005D)とNetgear(GS105)のエコな5ポートギガビットイーサネットスイッチ2台もテストしました。電源アダプターは、いちばん新しく効率も良いギガビットスイッチ付属のものを使いました。ケーブルの長さはまちまちで、約5 mのものが2本、約10〜15 mのものが2本です。

機器負荷 0負荷 4負荷 3 + 1GB
Linksys WRT54g v73.0 W4.1 WN/A
Linksys WRT54gV21.9 W2.8 WN/A
Sitecom LN-113 v20.0 W1.2 WN/A
Netgear GS1050.1 W0.6 W1.0 W
D-Link DGS-1005D0.1 W0.6 W1.0 W

テスト結果からわかるのは、そこらにある古いイーサネットスイッチを適当に使うと、アクティブなポート4つで1ポートあたり0.9〜1.2 Wかかるということです。新しいエコスイッチを使い、ギガビット対応のポートを100 Mbitに固定すれば電力を節約できます。ギガビットのポートは1ポートあたり0.5 Wほど使うようです。

自分で立てた問いに答えるなら、答えは「イエス」です――ただし、用途に対して100 Mbitで十分な速度なら、きちんとポートを100 Mbitに落としておくことを忘れなければ、ですが。

新しい船に組む、ささやかな船内イーサネットネットワークには、Netgear GS105を使うつもりです。12 V電源なので船の電装に組み込みやすいからです(D-Linkは5 Vの安定化電源入力です)。消費電力を抑えるため、全ポートを100 Mbitで運用します。

注: このページは私の旧ブログ(URL http://yachtelectronics.blogspot.nl/2009/12/are-eco-ethernet-switches-greener.html )からの転載です。

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